香港のさまざまなスポットを特集しています
香港生活をエンジョイしている人たちにお話を伺いました
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引越にまつわるお話あれこれ

Vol. 20 - 2001年12月号
樹々が茂る森、タイポーカウへ
ペリカンセレクト
樹々が茂る森、タイポーカウへ
原始的な森で森林浴を体験

ここから森の中へ

 新界には、まだまだ自然がいっぱいあふれていて、自然保護区も多い。そこで、今回歩いてみたのは、沙田と大埔の間にある、タイポーカウ自然保護区(大埔゙]自然護理区)。季節も涼しくなり、歩くにはちょうどいい気候となったので、気分もラクだ。あまりハードなトレイルというより、森を体感しようと、ゆっくり午後に出発する。KCR大埔駅からタクシーに乗って約5分で、自然保護区の入り口にたどり着く。そこから2〜3分坂を上ると、自然教育路への標識がある。そこからスタートせず、さらにまっすぐ上っていくと、本来のスタート地点がある。そこには、ルートの説明がしてある案内標識があるので、ルートをチェックしてから、進むのもいいだろう。コースは、1kmの自然遊歩道、3kmのレッドコース、4kmのブルーコース、7.5kmのブラウンコースそして10kmのイエローコースの5つに分かれている。いずれにせよ、この自然保護区内のコースはいたるところで交差しているので、途中でつらくなったら違うルートへ、などルート変更ができるのがいい。すべてのルートが同じ場所に戻ってくるので、数人でいった場合、体力に合わせてそれぞれがルートを選び、最終地点で待ち合わせるということもできる臨機応変なコースだ。

コースの標示が各所にある

 その日は午後遅くからのスタートだったため、まずは自然教育路コースを歩いてみることにした。"自然教育路"とある木のアーチを抜けてスタート。枯葉がたくさん落ちていて、土が見えないほど。踏みしめる度に、ザクザクという音がして心地いい。香港でも季節を感じることがあるのだな、とそんなたわいのないことで感動する。ほんの5分ほど歩いただけで、あたりは木々ですっかり濃くなっている。あまりの緑の多さで、昼間でもうっすらと暗いが、木漏れ日が差し込んでいて、それはそれで美しい。タイポーカウの木々は、自生の樹と植樹した樹の両方が混在している森だ。1926年ごろに、政府が新界の植林に力を注いだという。当時一番多く植樹されたのが、中国赤松だったこともあり、自然保護区周辺の地名が松仔園と名づけられたとか。その後、アカシア、カユプテ、中国杉、楠木などがさまざまな木々が植樹されていった。現在は、すっかりその木々も成熟し、460ヘクタールもある香港で最も美しい森となっている。

季節によって花の種類が違ってくる

 また、野生の動物や昆虫たちが多く生息していることでも知られている。鳥類だけでも約160種が確認されている。シジュウカラやメジロなどが多く見られ、静かな森で耳を澄ますと、鳥たちの華麗な鳴き声が響き渡る。そんな、森の中を歩いていると、水の音がサワサワと聞こえてくる。水の音に誘われて歩いていくと、そこには小川が流れていた。先客は、レトリバーやシェバード。犬たちが、楽しそうに水遊びをしていた。主人が水中へ投げたボールを競い合って取りにいく様をしばし眺める。辺りには岩も多く、おむすびなどを持っていれば、ちょうどいいランチタイムスポットとなったはずだ。 冷たく澄んだ水を見るのも触るのも久しぶりだ。犬がはしゃぐ気持ちもわかる。30分ほど、のどかな風景を堪能し、再び歩きだすと、アスレッチックなどがあるので、

ゆっくり過ごしたい小川のほとり

少し体力テストなどにトライしてみるが、日ごろの運動不足を実感するだけだった。

 自然教育路は、まさに自然遊歩道で、途中ちょっとした上りはあるが、子供でも気軽に歩けるコースだ。大人同士だと物足りないかもしれないので、まずは3kmのレッドコースからスタートしてみてはどうだろう。半日あれば十分歩けるコースなので、いい汗を流せるはず。もちろん体力に自信のある人はイエローコースに挑戦。都会の中にどっぷりつかっているのではなく、たまには、親子で森を散策してみるのも悪くない。大きく息を吸うと自然と体の中が洗浄されるような気になるのだから。

オープンエアのユッカ・デ・ラック

 さて、森を散策してお腹が空いたら、自然保護区の入り口からタクシーに乗って7〜8分の雍雅山房(ユッカ・デ・ラック)というレストランへ行こう。創業して約40年の老舗中国料理店だ。眺めのいい高台にあり、オープンエアになっているので、気持ちがいい。目の前には海やマンション群が見える。昔は、映画のロケにもよく使われ、恋人たちのデートスポットだったというが、お洒落な店が数多くできた今では、わざわざ足を運ぶカップルも少なくなったようだ。豆腐や鳩の料理が有名で、飾らない素朴な味がする。風に吹かれて味わう食事はまた格別なものなのだ。

ペリカンセレクト

潮州城酒樓

人気店なので必ず予約を
 1982年のオープン以来、「おいしい潮州料理の食べられるレストラン」として香港人はもちろん、観光客や香港在住の日本人にもファンが多い「潮州城」。対岸にある香港島のビル群が見渡せる店内は、本格的な潮州料理を求める人で連日大賑わい。その秘密はやはり「味」にあるようだ。

 この店のおすすめは、今年「美食大賽(料理大賞)」の金賞を受賞したという「蘿白羔炒蟹」。これは點心の定番メニューである大根もちと蟹を一緒に炒め合わせたもので1皿HK$150。あっさりとした大根もちの味に蟹のうまみがじっくりしみ込んだ一品だ。ほかに揚げ豚肉にほんのり甘酸っぱい梅ソースをからめた「梅羔骨」は、同じく99年に料理大賞の金賞を受賞した料理で、日本人の舌にもよく合う。1皿HK$68。さらに「潮州凍蟹(蟹の冷製)」(時価)と「潮州魚翅(潮州風フカヒレのスープ)」(HK$180/人)も人気、特に日本人がよくオーダーするそうだ。

 そして潮州料理で忘れてならないのが美容効果バッチリのツバメの巣料理。もちろんここでも良質の素材を使って、手頃な料金で提供している。ちょっと贅沢なディナーを楽しみたいなら、「紅焼官燕盞(ツバメの巣のオイスターソース煮)」や「椰汁官燕盞(ツバメの巣のココナッツジュース煮)」(各HK$480)をオーダーしてみるのもいいかも。

 11時から15時までは飲茶もOK、バラエティあふれる點心は毎月1回メニューが変わる。おまけに平日なら大・中・小のセイロがすべてHK$9.80均一! といううれしさ。人気店ならではのフトコロの広さだ。 

Address : 1/F., East Ocean Centre, 98 Granville Rd., Tsim Sha Tsui East, Kowloon
  Telephone No. :   2723-6226/2724-5383
  Business Hour : 11:00〜24:00 休:中国正月

四川樓

老舗の風格が漂う

 デザートを含めて約220種類という幅広いメニューが自慢のこのレストランは、尖沙咀に店を構えて今年で23年目。四川料理の老舗として相変わらずの人気を誇っている。しかし実際は四川料理だけではなく、上海料理も得意という事実にはオドロキだ。

  この店の特長は、メニューのほとんどが2サイズあるという点。中サイズは5〜6人用、小サイズは2〜3人用が目安で、人数に合わせてオーダーできるのがうれしい。また辛さも3段階に調節可能。辛いのが好きな人は思いっきりスパイシーに、そうでない人はピリ辛程度にしてもらうことも問題ない。注文の際に辛さのリクエストを忘れないように。ちなみにスパイシーな料理はメニューの横に唐辛子マークが付いているので、それを目印にして。

  やはり人気のメニューはエビチリ。同じエビチリでもこの店には2種類あり、小さいエビを使った「干焼蝦仁」(中・HK$130、小・HK$98)と車エビを使用した「干焼明蝦」(中・HK$180、小・HK$150)。さらに後者はカラ付き、カラなしをリクエストできる。もちろん麻婆豆腐(中・HK$50、小・HK$40)もある。

  この店のマネージャーのおすすめは、四川料理の名物という「紅油抄手」(HK$40)。これは唐辛子、ニンニク、ラー油ベースのスープ・ワンタンで、なかなかスパイシー。後を引く辛さが何ともいえない。ほかに四川風しゃぶしゃぶ「麻辣火鍋」もシーズンに関係なくおいしく食べられるとか。

  これからやってくる肌寒い季節に、まさに四川料理はピッタリ。スパイシーな料理を食べて、体の中から温まろう。

Address : UG/F., South Sea Centre, 75 Mody Rd., Tsim Sha Tsui East, Kowloon
  Telephone No. :   2367-2522/2369-8005
  Business Hour :   11:00〜23:00(L.O.) 無休

   

Rm 1101, Chinachem Golden Plaza, 77 Mody Road, TST, Kowloon, Hong Kong
ペリカン倶楽部事務局 電話: 2301-5111 Fax: 2739-8770