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香港のアミューズメントパークといえば、オーシャンパーク(海洋公園)と誰もが答えるだろう。日本のように、いくつも遊園地が点在しておらず、派手なアトラクションもないが、ほのぼのとして、自然に囲まれたオーシャンパークは、香港市民の憩いの場でもある。オーシャンパークが開園したのは、さかのぼること1977年。香港島南部の山の上に作られた香港唯一の一大レジャー施設だ。園内は大きく2つに分けられている。ひとつは、「ローランド」といって、山の下に広がるアミューズメントエリア。パンダの住むケージや、バードシアター、ゴーカート、そして、キッズワールドという小さな子ども用のアトラクションが広がるスペースなどがある。中でも、キッズワールドは、ミニ機関車や、メリーゴーランド、ミニ観覧車など幼児が楽しく遊べるアトラクションがいっぱい。滑り台などがある公園も設置され、小さな子ども連れなら、ここでたっぷり遊ぶことができる。
大人もはしゃげる山の上のアミューズメント
さて、もうひとつのエリアは、山の上にある「ヘッドランド」。このローランドとヘッドランドを結ぶのが、ケーブルカー。このケーブルカーは、香港に住んでいる間に大人でも一度は経験してもらいたい。6人ほど乗れる卵型のケーブルカーは、山に沿ってゆっくりと登っていく。途中、海やレパスルベイの高級住宅街などが見渡せ、その意外な高さに皆驚く。風が少しでも吹こうものなら、わずかに揺れるので、バーを思い切り握りしめてしまうのだ。高いところが苦手な人には、つらい体験かもしれないが、10分ほどの短い旅にしては充実感のある空中散歩となる。とにかく天気のいい日なら、見晴らしがよく、海がきらきらと光る様が見下ろせ、摩天楼だけではない香港の美しさを目にすることができる。
ヘッドランドへ着くと、ケーブルカーステーションのすぐ脇に、展望レストランがある。ここは、ブッフェが中心のレストランで、大きな窓からは海が一望。広々とした店内で、子どもが好きそうな料理が並んでいるので、
ランチをここでしてもいい。ただ、園内には、ホットドックの店など軽食を味わえる店が点在しているので、それを食べ歩きながら、というのも楽しい。もちろんお弁当持参でもOK.だ。
オーシャンパークはどちらかといえば、ヘッドランド・エリアの方がメイ
ンになっている。海に落ちそうな感覚が恐怖をそそる「ザ・ドラゴン」というジェットコースターや、バイキング、観覧車、「ザ・アビス」というフリーフォールのようなものまで、小学生から大人まで楽しめるアトラクションが揃うミニ遊園地になっている。輪投げなどお祭りによくある出店もいくつか出店しており、子どもたちのために親が必死にチェレンジしている微笑ましい光景に和まされる。さらに、このエリアの人気スポットは、「オーシャンシアター」だ。アザラシやイルカのショーが見れる青空シアターで、週末は早めに席を取らないと満席になるほどの人気だ。また、水族館や、サメが頭上を泳ぐ海中トンネルがある「シャークアクアリウム」などもぜひ訪れたい。
2010年に向け、大改装計画進行中
そんなオーシャンパークが、総工費55億5千万ドルの費用を費やし、全面改装の計画を発表した。今年9月にオープンするディズニーランドに客が流れてしまうのでは、と周囲からささやかれていた矢先の発表だ。アトラクションは、現在ある35箇所から、70箇所に増やし、海底レストランや、5千人収容可能なシェルの形のシアター、ペンギンが住む氷山などなど、楽しさが2倍にも3倍にもなる予定だ。来年から工事が始まり、2010年に完成予定だが、その間も営業は続けられる。近くにはホテル建設の予定もあるとか。香港に家族で遊びにきたときに、子どもが遊べる場所が少ないという観光客の声も度々聞かれたが、もし、ホテルが建てられ、オーシャンパークが今よりもっと充実したら、レパルスベイでのレジャー型滞在が可能になるはずだ。レパルスベイで、アフタヌーンティをして、スタンレーで買い物をし、子どもたちはオーシャンパークやレパルスベイのビーチで存分に遊ぶ。そんな滞在ができることを願わずにいられない。
とはいえ、今のオーシャンパークも、十分ほのぼのしていて、まったりと楽しむことができる。人気のテーマパークのように、ひとつのアトラクションに乗るのに2時間、3時間待ちなどする必要もない。気負わず、美味しい空気の中、1日たっぷり遊べる遊園地として、リニューアル前のオーシャンパークにぜひ足を運んでみたい。
Ocean Park
TEL:2552-0291
www.oceanpark.com.hk
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